ゲシュタルト療法~気づきのセラピー~
最近学び始めたゲシュタルト療法の本を読んでいます。「いまーここ」中心の「実践的な心理療法」。
- 作者: 百武正嗣
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2009/07
- メディア: 単行本
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過去でもなく、未来でもなく、「いまーここ」の心と身体に「声」を与えていきます。先日、二日間のワークショップに参加して、初めて私自身このワークを体験しました。
私が一番心惹かれたことは、伝統的な心理療法は、クライアントの過去に問題があると考え、過去の問題を分析するのに対し、本当の問題は、昔あった問題を「いまーここ」に引き続き持ち続けていることに問題があると考えているところです。
ゲシュタルト療法では、「いまーここ」の身体感覚を非常に重要視しています。心が悲しみを感じるとき、身体も同じように悲しみを感じています。心が怒りを感じるとき、身体も同じように怒りを感じています。心が恐怖を感じるとき、身体も同じように恐怖を感じています。
・・・クライアントが自分の悲しみ、恐怖、怒りを感じなくさせるために筋肉を緊張させて閉じ込めてしまうことに気付きました。それは、自分を脅かす世界から自分を守る方法でもあるのです。人は筋肉を緊張させて「鎧」のようにして自分を守るわけです。・・・
「気づきのセラピー初めてのゲシュタルト療法」百武正嗣より