神様がくれた贈り物

日々のできごと、気づき、その時々に助けられたり、共感した歌やことばなど。

カマスの悲劇より

カマスの悲劇というお話があります。

12年前、新人研修のときに、

人事部の方が話してくれました。

とても印象的なお話だったので、

今も大切にしています。

 

水槽の中に一尾のカマスが泳いでいます。

そこに餌を入れてあげます。

カマスは餌に向かって泳いで、餌を食べることができます。

次に、中にガラスの仕切りを入れて、

カマスが餌を食べられないようにしてしまうんですね。

何度もガラスにぶつかり、

もう餌を手に入れられなくなったカマスは、

餌を食べることを諦めてしまうのです。

 

このガラスの仕切りを取り除いた後でさえ

もうカマスは餌を食べられないという思い込みで、

餌のところに泳いでいかなくなります。

どうしたら、このカマスは餌は食べられることができるでしょう。

何も知らないもう一尾のカマスを水槽に入れてあげればいいんですね。

 

「先入観を持たない、君たち新人の職場での活躍を期待します」

というようなお話だったと思います。

先入観(思い込み)って、可能性を閉ざしてしまうんですよね。

自分自身に対する思い込みもね。

リトルミイも言ってたね、

”自分を知らない人たちと関わり合うことで

本当の自分が見えてくるわよ”ってね。